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加えて、美術品店から6つのアート&クラフト店を買収し、全国的な芸術品と工芸品の小売業者に成長させて売却。これらで巨万の富を築いたようです。ところが、脱税で内国歳入庁(IRS、Internal Revenue Service)から、証券詐欺で証券取引委員会(SEC、Securities and Exchange Commission)から起訴され、賠償金を一部支払った後の2014年に破産してしまいました。今ではテキサス州北部のダラスにある老人ホームで静かな余生を送っているとのこと。ちなみに、彼の娘クリスティアナは、電気自動車大手テスラの最高経営責任者(CEO)であるイーロン・マスクの弟キンバルと結婚しました。

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【誤解してない?】ストキャスティクスの正しい使い方を解説するよ!

【誤解してない?】ストキャスティクスの正しい使い方を解説するよ!

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【誤解してない?】ストキャスティクスの正しい使い方を解説するよ!

ストキャスティクスは時間経過とともに変化する勢い(モメンタム)を測定することでこの先価格がどう動くかを予測するテクニカル指標だ

ストキャスティクスとはなにか?小学生でもわかるように解説するよ!で解説したとおり、一定期間の高値と安値の値幅(ゾーン)を算出し、その値幅(ゾーン)と比較して現在価格(終値)がどのレベルにあるのか?このレベルを数値化したものがストキャスティクス(=%K)です。簡単に言えば、モメンタム(レートの勢い)の変化を0〜100%の範囲でグラフ化しているわけですね。

空に向かって上昇中のロケットをイメージしてください。そのロケットが上空で方向転換して下降するとします。その場合、ロケットは必ず減速しますよね。

ストキャスティクスの概念を解説

“ストキャスティクスの使い方 Stochastics measures the momentum ストキャスティクスの使い方 of price. If you visualize a rocket going up in the air – before it can turn down, it must slow down. Momentum ストキャスティクスの使い方 always changes direction before ストキャスティクスの使い方 price.”

“ストキャスティクスは価格の勢い(=モメンタム)を測定する。
ロケットが空中で上昇していくのを想像してほしい。
ロケットが下降する前に当然ロケットは減速しなければならないことがわかるはず。
つまり、勢い(モメンタム)は常に価格が変わる前に方向を変えるのだ。”

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買われすぎ・売られすぎ…を判断するのは正しいのか?

ストキャスティクスが上辺(80〜100%)ゾーンに入ったからといって、「買われすぎ」であると判断することはできません。ただ単に、モメンタム(スピードや勢い)の圧力=強度が強いことを示しているに過ぎないのです。

同様に、下辺(20〜0%)ゾーンに入っても「売られすぎ」を示しているわけではなく、価格のモメンタム(スピードや勢い)の圧力=強度が弱いことを示しているだけなのです。

買われすぎ・売られすぎ…ではなく「上昇の勢いの強弱」をグラフ化した指標である

  • RSIの値が高い(50%以上)=上昇圧力(勢い)が強い
  • RSIの値が低い(50%未満)=上昇圧力(勢い)が弱い
  • RSIが50%を超えてきたら上昇圧力が強まってきている
  • ストキャスティクスの使い方
  • RSIが50%を割ってきたら上昇圧力が弱まってきている

【誤解】買われすぎ・売られすぎ…ではなく「価格の勢いやスピード(=Momentum)の強弱」を示しているだけ

  • ストキャスティクス…価格の勢いやスピード(=Momentum)の強弱を判定する
  • RSI…価格の上昇圧力(=Strength)の強弱を判定する

そうすればストキャスティクスが上辺に張り付いてなお、価格がさらに上昇を続ける…という現象も理解できるはずです。ただ単に価格の勢いやスピード(=Momentum)が非常に強いということを示しているだけです。だったらなおさらレートが上昇を続けてもおかしくありませんよね?高値を更新し続ければ、理論上「%K」は100%レベルに張り付きます。

また下辺に張り付いているのにレートが反転上昇せずに下落を続ける…という現象に悩まされることもなくなります。安値を更新し続ければ、理論上「%K」は0%レベルに張り付きます。安値を更新し続けている、つまり価格上昇勢い・スピードが弱い= 下方向に強いことを示しているので、より一層の下落を示唆してい ストキャスティクスの使い方 るかもしれない…と推測できますよね。間違っても「 売られ過ぎだから、反転上昇する!間違いない!」 なんて判断などできないはずです。

もちろん、永遠に価格が上昇・下落するわけでもなく、どこかで相場転換します。その際にストキャスティクスがいち早く反応するわけです。なぜならストキャスティクス(モメンタム)の変化は、価格変化に常に先行するのだから。

ストキャスの変化を観測し、その後の価格変化をいち早く読み取る…これが正しい使い方だ

0〜100%の範囲で変動するストキャスティクスを観測し、その動きから未来のレート変動をいち早く読み取る…これこそがストキャスティクス概念(メカニズム)に基づいたの正しい使い方です。

ストキャスティクス(Stoch)とは何か?%K、%Dって何?分かりやすく解説

知っておくと便利な株用語

ストキャスティクス(Stoch)とは?

ストキャスティクスとは逆張り指標のこと

ストキャスティクス(Stoch)の画像

ストキャスティクスとは 一定期間の価格範囲と終値の位置との比較で相場の行き過ぎを推測する 逆張り指標のことです。

赤い線と青い線は何?

このうち、赤い線は %K というもので、青い線は %D というものです。

%Kとは何か?

%K=(現在の株価− 一定 いってい の期間での安値)÷(一定期間における高値-安値)

%K、%Dとは?

画像で示しているように%Kは 現在の株価が過去の一定期間の値幅の何%部分に位置するか ということを示しています。言葉では分かりづらいかもしれませんが、上の図を見れば意外と簡単に理解できると思います。

%Dとは何か?

%Dとは?

次に%D についてですが%D は%Kを3日平均したものです。3日平均することで、%Kよりも少し遅れて動くようになります。

ストキャスティクスから何が分かる?

ストキャスティクスを見ることで 株の買い時と売り時を判断することができます。 ただ、最初に逆張り指標とお伝えしたように買い時を判断する意味合いが強いです。

ストキャスティクスの使い方・計算式|投資銀行出身のトレーダーが解説

ストキャスティクス

相場でポジションを持つときには順張りと逆張りという2通りの方法があり、方法次第で役立つ指標は変わってきます。
順張りは、上昇(下落)している相場に対し、買い(売り)のポジション、すなわち同方向のポジションをとることを指します。
一方、逆張りは、上昇(下落)している相場に対し、売り(買い)のポジション、すなわち反対方向のポジションをとることを指します。
このように、順張りと逆張りは性質上真逆のエントリー方法であり、相性の良いテクニカル指標もはっきりと分かれます。

ストキャスティクスは、 逆張り指標に属する代表的なテクニカル指標 です。それでは、逆張り指標であるストキャスティクスは実際にどのように使うのかについて見ていきましょう。

1-2. 売られすぎ買われすぎの判断に役立つ

ストキャスティクスは、過去の値動きを参考に、 現在の価格が売られすぎか買われすぎか を算出するテクニカル指標です。

ストキャスティクスとは

上記の画像のように、ストキャスティクスのラインが上部に位置していると買われすぎ、逆に下部に位置していると売られすぎ、といった判断をします。

1-3. レンジ相場で機能する

ストキャスティクスのような逆張り指標は、一般的にレンジ相場で力を発揮します。レンジ相場では一定の上値や下値の間を行ったり来たりする値動きになりますが、その上値下値の判断に役立つのが逆張り指標であるためです。

2. ストキャスティクスの種類とパラメータの設定

どれを使うかは手法によってさまざまです。それぞれの特徴について見ていきましょう。

2-1. 相場によって使い分けることが必要

%K、%D、Slow%Dは、 計算の元となるデータの期間が違います 。簡単に説明すると、%Kは短期、%Dは中期、Slow%Dは長期のデータを示すものです。

短期的な細かい値動きを捉えるトレードであれば%Kを、全体の大きな動きを捉えるトレードであればSlow%Dを使うといった感じです。

ストキャスティクスの使い分け

一般的には、上記のように 3つのラインのうちの1つもしくは2つを使用 し、トレードの判断基準とします。ストキャスティクスのラインが上部に来れば買われすぎ、下部に来れば売られすぎ、といったように判断する、という使い方が一般的です。

また、ラインを2本使用する場合は、ラインが交差するタイミングを売買のサインとして使用することもあります。このラインの交差を、 ゴールデンクロス または デッドクロス と呼びます。

一般的に、%Kと%Dを表示したものをファストストキャスティクス、%DとSlow%Dを表示したものをスローストキャスティクスと呼びます。

ファストとスローは小さな値動きに対する反応の大きさなどが異なります。どちらが優れているなどは一概には言えませんが、より 短期的な取引をするのであればファストストキャスティクス長期的な取引であればスローストキャスティクス を使用してみるとよいでしょう。

2-2. 実際の仮想通貨取引所での使い方

メジャーな仮想通貨取引所であるBitMEXbitbankなどでは、%Kと%Dの2本のストキャスティクスを採用しています。

デフォルトでは14本分のローソク足から計算してラインを描きますが、設定により変更することも可能です。設定次第では1本線にすることも可能なので、相場や取引スタイルに合わせて柔軟に使用するとよいでしょう。

2-3. それぞれのラインの計算方法

ストキャスティクスの計算方法

X、Y、Zはそれぞれ一般的に9、3、3が使用されます。計算式だけ見るとややこしく見えますが、直近の一定の期間内で最新の足に勢いがあるかを計る計算式です。

3. ストキャスティクスの発展的な使い方

上述したストキャスティクスの使い方は基本的なものですが、ここからは発展的なストキャスティクスの使い方を紹介します。これらのテクニックを知っておくことで、 上級者のトレード に一歩近づくことでしょう。

3-1. ダイバージェンス

ダイバージェンスとは、以下の画像のように、実際の価格は高値(安値)を更新しているにもかかわらず、 ストキャスティクスの数値は高値(安値)を更新していない現象 を指します。

ストキャスティクス(ダイバージェンス)

このような場合、見た目上は強いトレンドで推移しているように見えたとしても、 実際は勢いを失っている ことがあります。実際、上記の画像でダイバージェンスを確認したのちにショートエントリーしていれば、利益が取れています。

このように、ただストキャスティクスの交差や数値だけでなく、ダイバージェンスを意識することも重要です。

3-2. スパイクトップ

続いて紹介するのは スパイクトップガービッジトップ です。この2つはストキャスティクスの開発者であるジョージ・レーン氏の提唱する活用法であり、 単純な手法ながら精度の高いトレード が可能です。

ストキャスティクス(スパイクトップ)

上記の画像のように、 一定の水準を一度上回った(下回った)時にエントリーする という単純な手法です。相場によってエントリーする水準を見定めたり、レンジ相場での使用に限るといったやり方を取ったりすることで、より精度を上げられます。

3-3. ガービッジトップ

ガービッジトップは、一定の水準を上回った(下回った)エリアで %Kが%Dを2度下回る(上回る)ときにエントリーする という手法です。

ストキャスティクス(ガービッジトップ)

スパイクトップに比べエントリー条件が厳しい分、一定の水準を緩く設定することも多いです。ガービッジトップには上述したダイバージェンスの考えが取り入れられていて、さらに 精度のよいエントリー を可能にしています。

4. ストキャスティクスと相性の良い指標

4-1. RSI

まずはストキャスティクスと並んで有名な逆張り指標であるRSIについて解説します。

RSIは 買われすぎ売られすぎを1本のラインで示す指標 です。ストキャスティクスは高値安値を重視するのに対し、RSIは一定期間内の値幅に着目して計算するものなので、同じ逆張り指標でも少し違ったラインを描きます。

4-2. RCI

RCIはRSIと名前は似ていますが、その特徴は大きく異なる指標です。直近のローソク足の値幅を、過去の一定期間の値幅と比較し、 勢いがあるほどラインが上下に寄るという指標 です。

ストキャスティクスやRSIはトレンド相場になるとあまり機能しなくなる傾向にありますが、RCIは期間をうまく設定すればトレンド中の押し目を拾う際に活躍します。

4-3. ボリンジャーバンド

最後に紹介するのはボリンジャーバンドです。

ボリンジャーバンドは非常に有名なテクニカル指標で、標準偏差により 価格が分布しうる領域を確率ごとにチャート上に描く というものです。

逆張り指標としても優秀ですが、値動きによって変化していくボリンジャーバンドの幅や傾きによってトレンド相場かレンジ相場かをある程度見極めることが可能です。相場の状況を正しく認識することが重要なストキャスティクスにとって、 レンジ相場かの見極めは非常に重要 です。

ストキャスティクスが有効かどうかを判断しやすいという点で、ボリンジャーバンドは ストキャスティクスと非常に相性の良いテクニカル指標 といえます。

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